2025年4月開講
MALCA認定資格「マンション防災認定管理者」
マンションに特化したオンライン防災研修のご案内
複合災害に強いマンションを目指して
昨年(2024年)は元旦早々に能登半島が強い地震に襲われました。政府地震調査委員会は2024年12月12日、同地方では「今後も強い揺れや津波を伴う地震が繰り返し発生する可能性がある」と発表し、現在も予断を許さない状況が続いています。
今年1月17日は1995(平成7)年に発生した、阪神・淡路大震災から30年の節目の年です。多くの人が就寝中だった早朝5時46分52秒に発生したこの地震で、6,400人以上が亡くなりました。多数のマンションも再建を余儀なくされましたが、コンクリート造の建物は崩壊や延焼しなかったため犠牲者は報告されていません。マンションが地震から命を守るシェルターの役割を果たしたと考えられる一方で、多くの人が区分所有するマンションは、地震の被害を受けた場合の復興復旧に様々な困難があることも明らかになりました。
都市部の自治体では、堅固で不燃構造の建物であるマンション居住者の在宅避難を想定していますが、多くの設備を電力に依存しているマンションは、ライフラインが停止し電気設備が使用不能になれば、エレベーターや照明だけでなく給排水設備も使用できないことになるのが普通となり、生活継続は困難になります。マンションで在宅避難するためには、ライフライン停止を前提とした個々の居住者の備蓄等の「自助」に加え、居住者同士で助け合う共助が必要不可欠となります。
近年では地球温暖化の影響による異常気象が常態化しつつあり、地震・風水害のみならず、感染症を含む「複合災害」への対応も課題となっています。このようなリスクに対し、複合災害に強いマンションにするために、発災時~復旧・復興迄を視野に入れた総合対策を、組織的・計画的に進めていく必要があります。
MALCAでは、様々な知見をもとに、マンション防災に特化したプログラムを準備しています。この資格認定制度は、オンライン研修(および確認試験)を受講し、レポートを提出した人には、「マンション防災認定管理者(中級)」の証書を授与し、さらに上級の資格試験への道を拓くこととしています。
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